■「eco検定アワード2021」大賞受賞(エコピープル部門)

 2021/11/27(土) 東京商工会議所は11月26日、「eco検定アワード2021」表彰式を開催した。同アワードは積極的な環境活動を行うeco検定合格者(エコピープル)の取り組みを広く周知することで、具体的なアクションの参考にしてもらうことを目的としている。エコピープル部門(個人)大賞は当品川中小企業診断士会理事の中小企業診断士の林啓史さんが昨年はエコピープル部門賞だったが、今年度は大賞を受賞した。※東京都中小企業診断士協会のURLにおいても掲載されております。

 

 受賞した林さんは、中小企業診断士として銭湯のサステナブルな施策を支援している。

東京都生活文化局の調査によると、都内の銭湯の軒数は、2008年に879軒だったのが、2020年度には453軒と半数にまで減少したという。そうしたなか、林さんは、経営改善の一環として、省エネ・創エネに取り組み、環境負荷を低減していくことを目指す。例えば、薪をエネルギーにしている銭湯では、ススが大量に出るため、近隣住民とのトラブルになることがあるという。そうした課題を解決するために、太陽光発電設備の設置やスマートメーターの導入などを提案する。

 

 創業支援も行う林さんは、地域密着型の創業セミナーのなかでSDGsを取り入れている。「事業は社会にどのように貢献できるのか。パーパス(存在意義)について、深く考える機会を提供することで、新たなビジネスチャンスに向けてスタートを切ってもらいたい」と語った。eco検定は、環境問題やSDGs(持続可能な開発目標)を幅広く体系的に学ぶ検定試験で、これまでのべ50万人が受験し、30万人のエコピープルが誕生している。

■「eco検定アワード2020」賞受賞(エコピープル部門)

 東京商工会議所は、エコピープル(eco検定合格者)及びエコユニットの積極的な環境活動を支援するために、「eco検定アワード2020」を実施しておりますが、今般、当、当品川中小企業診断士会の林啓史理事(東京都/㈱バスクリン勤務)は、上表彰中の【エコピープル部門】を受賞した。(右上が林さんです。)

 

 「eco検定アワード」賞は、eco検定で身に付けた知識を活かして環境活動に取り組んでいる企業を表彰し、その活動を広く周知することを目的としていますが、この度、2020年度の林啓史理事(東京都/㈱バスクリン勤務)の環境活動への取り組みが評価され、同賞を受賞した。

 

 林さんは、中小企業診断士として創業支援を行っているが、新規創業セミナーでは、環境やSDGsについても学んでもらえるようにカリキュラムを構成している。所属先のバスクリンでは、4年前から有志とともに、メイン工場の工場排水が流れる瀬戸川の水環境を調べる取り組みを行っており、小学生低学年向けに水の大切さをも伝える講義を行っていることも高く評価された。